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2024版偏差値換算!四谷大塚/首都圏模試/日能研/SAPIXの差を比較

偏差値
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こんにちは!スマホパパ(X:@plus30blog)です。

現在、中学受験生の子どもと日々奮闘中!
私&妻の中学受験の経験を活かしつつ、令和の中学受験に対応するため、積極的に情報収集をし、また経験してわかったことを書いています。
そのおかげか、子どもは『勉強嫌い』から『勉強好き』に変わりました!うちの子に必要だったもの合わなかったものに関わらず、調べたことはつらつらと書いていきます。

中学受験を控えたお子様がいるご家庭では、受験対策の一環として模試を受けられることも多いでしょう。模試の結果は、自分の学力の位置を把握したり、志望校の合格可能性を判断したりする上で役立ちます。

しかし、同じ偏差値でも、模試によってその意味合いが異なる場合があります。今回は、中学受験でよく使われる模試である、四谷大塚、首都圏模試センター、日能研、SAPIXの偏差値の母集団の特性、試験の内容、偏差値の特徴について解説します。

またその偏差値を横並びにすることで、どれだけ数字に差がでてくるのか具体的な学校を使い換算表を作成して比較検証します。

本題の前に…

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偏差値とは…

偏差値というのは、試験を受けた結果の評価として出てくる数字です。偏差値についてより詳しく解説した記事はこちら。

中学受験では、大手の塾が模試を行うことで、偏差値を算出しています。ですので、「塾」と「模試」と「偏差値」は切っても切れない関係なのです。

四谷大塚の偏差値

母集団の特性

四谷大塚の模試は全国規模で実施され、幅広い層の受験生が参加します。特に「合不合判定テスト」は、多くの中学受験生が受験することから、母集団が非常に大きく、偏差値の信頼性が高いです。

試験の内容

問題は基本的な学力を問うものが多く、どのレベルの生徒でも取り組みやすい構成になっています。そのため、四谷大塚の偏差値は、標準的な学力を持つ生徒の評価に適しています。

偏差値の特性

四谷大塚の偏差値は、幅広い層の生徒が受験することから、全体的に中庸な結果が出やすいです。中学受験で主流となっている学校の多くがこの偏差値を参照しているため、志望校選びにおいて参考になる数値です。

首都圏模試センターの偏差値

母集団の特性

首都圏模試センターは、その名の通り首都圏に特化した模試であり、主に東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の受験生が対象です。母集団は広い層にわたりますが、地域に密着した偏差値として信頼されています。

試験の内容

首都圏の私立中学入試を意識した問題構成で、特に国語や社会などの教科では、地元の文化や歴史に関連する問題が出題されることがあります。そのため、首都圏の受験生には有利な傾向が見られます。

偏差値の特性

首都圏模試センターの偏差値は、地域に特化した内容であるため、他の全国模試と比較するとやや高めに出ることがあります。ただし、首都圏の中学校の合格可能性を判断するための指標としては非常に有効です。

日能研の偏差値

母集団の特性

日能研の模試は、全国規模で行われることが多く、受験生の層も非常に幅広いです。特に難関校を目指す生徒が多く受験するため、母集団のレベルが高くなりがちです。

試験の内容

日能研の模試では、難易度が高めの応用問題が多く出題されます。特に算数や理科では、思考力や発展的な学力が問われる問題が特徴的です。そのため、基礎学力に加えて応用力が試される試験となっています。

偏差値の特性

日能研の偏差値は、上位層に厳しい設定がされており、難関校を目指す生徒にとっては、ややシビアな数値が出ることがあります。その反面、実際の受験における合格可能性を現実的に捉えやすい偏差値とも言えます。

SAPIXの偏差値

母集団の特性

SAPIXの模試は、難関校志望者を中心に受験されており、母集団が非常に高いレベルで構成されています。特に首都圏の難関私立中学校を目指す生徒が多数参加するため、偏差値も他の模試と比較して厳しい傾向があります。

試験の内容

SAPIXの模試は、問題の難易度が非常に高く、特に算数では高度な計算力や論理的思考が求められます。また、理科でも実験的な考察が必要な問題が多く、深い理解が求められます。そのため、SAPIXの偏差値は、難関校合格への指標として強く意識されます。

偏差値の特性

SAPIXの偏差値は、他の模試と比べて低めに出る傾向があります。これは母集団が非常に高い学力を持っているためです。そのため、SAPIXの偏差値だけで志望校の合否を判断するのではなく、他の模試結果も合わせて考えることが重要です。

SAPIXに通っている子は御三家や新御三家を受験する子が多い印象です。

2024年度入試の結果、どれだけ偏差値が違うのか比較検証!

今回はいくつかの中学校をピックアップして、それぞれの塾が出している2024年度入試の偏差値を比較してみます。中学校は以下の基準で選びました。なお、合格率80%を表す80偏差値を使用します。

  • 共学校であること
  • 偏差値帯が異なる学校同士
  • SAPIXで偏差値が出ていること ※SAPIXはすべての学校の偏差値を出していません

【埼玉県】栄東中学校

首都圏で最も志願者が多い中学校です。そして試験はすべて1月に行われます。

試験名性別四谷大塚日能研首都圏模試SAPIX
東大特待66687560
東大特待69687560
東大特待算数66687562
東大特待算数69687562
東大Ⅱ61637456
東大Ⅱ64637456
A10日58617252
A10日61617252
A11日586072
A11日616072
B575971
B605971
平均62.563.173.257.5
※「-」はデータ見当たらず

【東京都】芝浦工業大学付属中学校

試験名性別四谷大塚日能研首都圏模試SAPIX
第1回55556747
第1回57556747
第2回57576948
第2回59576948
言語・探究555768
言語・探究575768
平均56.756.368.047.5
※「-」はデータ見当たらず

【東京都】かえつ有明中学校

試験名性別四谷大塚日能研首都圏模試SAPIX
1日午前4科47506137
1日午前4科48506137
1日午後特待52536243
1日午後特待53536343
思考力特待47
思考力特待48
2日特待52516241
2日特待53516341
3日特待52536241
3日特待53536341
AL思考力特待47
AL思考力特待48
平均51.351.862.140.5
※「-」はデータ見当たらず ※思考力特待は平均値算出には使用せず

参考リンク(2024年度入試結果)

SAPIXの偏差値

四谷大塚の偏差値

日能研の偏差値

首都圏模試センターの偏差値

偏差値の差についてまとめと考察

各学校の各塾が算出している偏差値の平均値を表にまとめました。

学校名四谷大塚日能研首都圏模試SAPIX
【埼玉県】栄東中学校62.563.173.257.5
【東京都】芝浦工業大学付属中学校56.756.368.047.5
【東京都】かえつ有明中学校51.351.862.140.5

偏差値の差でいうと、

計算式
首都圏模試と四谷大塚の差10.9
(首都圏模試のほうが偏差値が10.9高い)
((73.2-62.5)+(68.0-56.7)+(62.1-51.3))÷3
四谷大塚と日能研の差0.1
(四谷大塚のほうが偏差値が0.1高い)
((62.5-63.1)+(56.7-56.3)+(51.8-51.3))÷3
日能研とSAPIXの差8.6
(日能研のほうが8.6偏差値が高い)
((63.1-57.5)+(56.3-47.5)+(51.8-40.5))÷3

偏差値の高い順に並べると、

首都圏模試 > 四谷大塚 = 日能研 > SAPIX

となります。今後は以下のようなに覚えておくとわかりやすいでしょう。

首都圏模試=日能研+10

首都圏模試=四谷大塚+10

首都圏模試=SAPIX+20

日能研=四谷大塚

日能研=SAPIX+8.5

四谷大塚=SAPIX+8.5

また違った目線で、中学受験と高校受験の偏差値は、値が変わってきます。

まとめ

四谷大塚、首都圏模試センター、日能研、SAPIXの偏差値は、それぞれに異なる特徴があります。そのため、志望校や自分の学力状況に合わせて、使い分けることが大切です。

また、模試の偏差値はあくまでも一つの指標であることを忘れてはいけません。志望校の合格可能性を判断する際には、過去問の分析や、模試以外にもさまざまな情報収集を行うことが重要です。

お読みいただきありがとうございました!

最後に、

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